新型コロナウイルスによる重度の肺炎を患い入院中だった志村けんさんが、3月29日夜に亡くなった。享年70。nhk連続テレビ小説「エール」で志村さんは、作曲家・山田耕筰がモデルの役を演じ、4月下旬か …
その名にピンと来ない方でも、彼の名曲『赤とんぼ』なら誰しも一度は耳にしたでしょう。, そんな山田耕筰を2020年朝ドラ『エール』で故・志村けんさんが演じておりますが(ドラマでは小山田耕三)、史実では一体どんな人物だったのか?, しかし、夫は幕末水戸藩の内戦により戦死。出戻りとなった彼女の実家は、明治維新によって朝敵とされ、三河で暮らしておりました。, そんなある日、久は喧嘩で追われてきた男を庇ったのですが……その噂を聞きつけた板倉藩御殿医の子・山田謙造です。, この謙造が、変わり者でした。幼子を抱えた久を残し、ふらりと放浪してしまうような人物だったのです。, 金に困ることこそなかったものの、謙造の周囲は幕末の熱気がまだ消え去らないようで、若者が家の中で論議をしていたかと思ったら、いきなり引っ越しを言い出す――そんな不思議な山田家でした。, 頭脳は明晰ながら、あまりにも自由奔放で無軌道。こんな生活は我が子の教育にもよろしくないと感じていたのです。真面目な武家の娘らしい心持ちでした。, 規律正しく、清貧を理想とする思想こそ、久が求めたものに一致。謙造は、そんな妻に最初こそ黙っておりましたが、彼女がプロテスタント信仰を我が子に教えるとなると狡猾な妨害をするようになります。, 大きな声が聞こえてきました。父が何かを吐き出している姿。痰を吐き、息子がそれを取る役目でした。, それまでは山っ気のある人物でしたが、足を洗い、キリスト教の伝道事業に関わるようになっていきます。, 「坊」をつけない呼び方は珍しい……。何事か?と驚いている息子の耕筰の頬に、突然痛みが走りました。平手打ちをされたのです。, 母子家庭となった山田家を救ったのは母の信仰心。耕筰は巣鴨宮下(現在の南大塚)にあった自営館(後の日本基督教団巣鴨教会)に入ります。, プロテスタントは、貧者の救済を担っていました。山田はこの施設のもとで過ごすことになります。, 勉学だけではなく活版場での下働きもせねばならないほど、生活は苦しく、13歳の時、肋膜炎に倒れた耕筰は一命をとりとめるものの、母と鎌倉での半年にわたる静養を余儀なくされました。, 地元漁師に「坊っちゃまの道楽」扱いされながら、大波に飲まれそうになりながら、魚を釣り続ける耕筰。周囲の猟師たちも、その姿を見ているうちに、親孝行な子だと認識していきます。, 引っ込み思案でおとなしい少年は、どこか寂しい環境の中で、感受性を研ぎ澄ませてゆきました。, プロテスタント信仰のある家族で育った自営館によって、貧しい生活を助けられた山田が、西洋音楽に目覚めるのは当然の流れと言えました。, 明治32年(1899年)、耕筰は東京から岡山に移りました。姉の恒を頼り、岡山の養忠学校に入学したのです。, この前年、姉の恒はイギリスから来日していた牧師兼教育者のエドワード・ガントレットと結婚していました。, 彼は優しく、実の弟のように彼を可愛がってくれました。このかわいい弟を呼び寄せ「ペテロ」と呼び、教育を施すこととしたのです。ペテロとは聖ペトロから取られた名前です。, 山田はこの義兄のために楽譜めくりをしながら、ベートーベン、モーツァルト、メンデルスゾーンの旋律を耳にしてきました。, ガントレットはそんな義弟を応援してくれました。英語、速記術、そしてエスペラント語まで指南。期せずして山田は日本におけるエスペラント語最初期の学習者となるのです。, よく登山にも同行させ、惜しみなく珍しいおもちゃを買い、電車模型を義兄弟で走らせては二人ではしゃぎました。, そんな義兄は、なまじ外国人の家にいるため反発されやしないかと、山田を気遣い、護身用のピストルまで渡していたというのですから驚かされます。もっとも、実弾はこめていなかったそうですが。, かくして彼らの愛と支援を受け、山田は明治35年(1902年)、関西学院中学部に転入します。, 義兄と離れた寂しさはあったものの、通学は山田が習ったことを練り上げる機会となりました。, それまで音楽に心惹かれたことはありました。義兄ガントレットに薫陶を受け、のめりこんでいきました。そして学校で学ぶこの頃になると、はっきりとした願望が胸に湧き上がってきます。, このころ柴田という教師が、渡米を計画していました。山田もそれに同行しようと考え初めます。, 英文学研究という名目ではどうだろうか? と策を練りつつ、母に相談するため、姉夫妻の家に戻ります。, 卒業前に進路の相談をしたい、旅券のこともある。そう語る我が子に、母はやつれた顔で語りかけます。, 「お前がここに来た理由。私の余命が短いこと。それに、本当の気持ちもわかっている。何よりも音楽を学びたいのでしょう。渡米して英文学を学ぶというのは口実。見抜いているから。でも、日本にも官立音楽学校はあるのだから、そこでまず学びなさい。その上でどこへでもお行き。兄にも姉にも、母の遺言として言い聞かせるから……」, 夫を亡くしたあと、苦労しながら自分を育ててくれた母。その母は、我が子のことを見抜いていました。, 母が音楽への情熱のみならず、音楽校の存在や進路まで気にかけていたことに感激し、胸を詰まらせるしかない耕筰。, それからほどなくして母・久は、我が子の奏でる賛美歌を聴きながら世を去ったのでした。, かくして関西学院中等部を四年で切り上げ、明治37年(1904年)、東京音楽学校予科の受験を目指しました。, 苦労して合格を果たすものの、家族の目は冷たいもの。姉の恒が5円を仕送りしている中、労働もする苦学生としての日々が始まりました。, しかし耕筰は、ここで貴重な青春の日々を送ることができました。 広瀬すず、アリスとの姉妹喧嘩に「裏の顔ヤバそう」の声…「全30代女性を敵に回す」失言も, Snow Man、未成年女性とホテル合コン…滝沢副社長激怒でグループ解散も取り沙汰, 『とくダネ!』相原勇の生電話に「放送事故」「話し方ヤバすぎる」と騒然…古市憲寿に称賛, JRA秋華賞、史上初の無敗三冠牝馬誕生か…デアリングタクトの不安要素、衝撃の穴馬情報も.

2020年3月30日(月)より、102作目となるNHK連続テレビ小説『エール』がスタートした。主演の古山裕一役を窪田正孝、その妻でヒロインの関内音役を二階堂ふみが務める。, 今作は、戦中・戦後の昭和を彩った数々の名曲を生み出してきた天才作曲家の古関裕而(こせきゆうじ)と、その妻で歌手としても活躍していた古関金子(こせききんこ)がモデル。若い世代は「古関裕而」と聞いて誰かわからないかもしれないが、阪神タイガースの応援歌「六甲おろし」や全国高等学校野球選手権大会の大会歌「栄冠は君に輝く」、映画『モスラ』の劇中歌「モスラの歌」をつくった人と言われたらピンとくるだろう。, 偉業を成し遂げた夫とそれを支える妻という形は、ニッカウヰスキーの創業者の竹鶴政孝と妻のリタをモデルにした『マッサン』、日清食品創業者の安藤百福と妻の仁子(まさこ)をモデルにした『まんぷく』と同じ系譜だ。また、朝ドラでの男性主演は『マッサン』の玉山鉄二以来となる。, 第1話が放送された3月30日、8時になり画面に映ったのは、「紀元前一万年」というテロップと原始人ルックの窪田と二階堂。長い朝ドラの歴史の中でも異彩を放つ、一風変わったオープニングに、ツイッター上はド肝を抜かれた視聴者であふれた。, その後、時代は流れて徐々に現代に近づいていき、今作が「音楽が奏でる人生の物語」だということがアピールされた。, そこから本編がスタート。1964年の東京オリンピック開会式を前に「オリンピック・マーチ」を作曲した裕一が極度の緊張で苦しむ中、妻の音が叱咤激励し、2人で手を取り合い、前に進んでいったところで第1話の放送は終了した。, ここまでの流れから、気弱な天才作曲家の夫をしっかり者の妻が懸命に支えるという構図が見える。また、オリンピックの開会式を迎えたこの日がドラマのクライマックスであり、今後は、その日に至るまでの2人の山あり谷ありな人生を描いていくことが予想できる。, 時は大正。福島の老舗呉服屋の長男に生まれた古山裕一は、将来を有望視されて商業高校を卒業した後、伯父が経営する銀行に就職する。その傍らで、幼い頃から音楽の魅力に惹かれ、独学で楽器の弾き方や作曲理論などを学んでいた裕一は、家族に隠れて応募した英国の作曲コンクールに入賞。新聞に取り上げられたことで人生の転機を迎える。, 一方の関内音は、豊橋市で馬具の製造販売を行う一家の次女で、プロ歌手を目指していた。たまたま見た新聞記事で裕一に興味を持ち、手紙を送ったことで、2人の文通が始まる。, 新聞・雑誌など紙メディア、想像以上に衰退激しく…雑誌等向け紙生産、過去5年で5割減, Go Toイート、オンライン予約より食事券のほうが断然お得…何度も利用して儲ける方法.